会長挨拶 東京鳳鳴会会長佐藤 茂樹(鳳鳴20期1968年卒) 緑深い大館から私が上京してきたのは半世紀以上前のことです。大学で専門知識を習得したのち多くの施設で修行の日々が続きました。忙しさにかまけて同窓会からの誘いにも応じることはありませんでした。還暦目前のある日、懐かしい同期から便りがあり、数人が40年ぶりに再会、酌み交わすごとに時間はさかのぼり自然と同窓会活動に参加していました。長い空白でしたが不思議に同窓は既知の先輩、後輩のように思えました。“母校は美しき山河である”、これは数年前入学試験での不祥事が明らかになったわが母校の同窓会費納入願いにあった言葉です。過ちを潔く認め改善する、伝統には大自然と同じ自浄作用があるということでしょう。大館鳳鳴も創立120余年の伝統校です。幾多の苦難を乗り越えた歴史が我々の中に脈々と流れているはずです。大都会の中、美しき山河、鳳凰山と長木川を胸に生き抜く同窓の拠り所はわれらが東京鳳鳴会であると信じています。
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10月 2024
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